Historical Access
Historical Accessは、OPC UAで過去の時系列の履歴データとヒストリカルEventデータの処理を定義します。 AddressSpaceでの履歴データとEventの表現の仕様が含まれています。履歴アクセスをサポートするServerは、履歴データや履歴Eventソースへの透過的なアクセスをClientに提供します。履歴データ、またはEventは、独自のデータコレクション、データベース、またはメモリ内の短期バッファに保存できます。履歴アクセスをサポートするServerは、AddressSpaceで使用可能なVariable、Object、Property、Viewのすべて、またはサブセットの履歴データとEventを提供します。
Timestamp
OPC UA Historical Accessは、単一のタイムスタンプ参照を使用し、複数のデータポイントを関連付ける必要があり、Clientは、どのタイムスタンプを参照として使用するかを要求できます。Historical AccessをサポートするOPC UA Serverは、以下のようにさまざまなタイムスタンプ設定を処理します。 無効な設定のHistoryReadは、Bad_TimestampsToReturnInvalidで拒否されます。
Timestampの説明
Timestampの説明は下記の通りです。
SOURCE_0
SourceTimestampを返します。
SERVER_1
ServerTimestampを返します。
BOTH_2
SourceTimestampとServerTimestampの両方を返します。
NEITHER_3
’HistoricalDataNodesにアクセスするHistoryReadの有効な設定ではありません’を返します。
HasHistoricalConfiguration ReferenceType
HasHistoricalConfiguration ReferenceTypeは、具体的なReferenceTypeで、AggregatesReferenceTypeのサブタイプです。Historical Nodeから1つ以上のHistoricalDataConfigurationType Objectを参照するために使用されます。セマンティクスは、TargetNodeがReferenceのSourceNodeによって使用されていることを示します。図はOPC UAの階層におけるこのReferenceTypeの場所を説明しています。
HistoricalAccessConfiguration
履歴を持つ各HistoricalDataNodeは、Historizing Attributeが定義されており、HistoricalAccessConfiguration ObjectをReferenceできます。HistoricalDataNodeがPropertyである場合、HistoricalDataNodeはPropertyの値を親から継承します。AddressSpaceのすべてのVariableに履歴データが含まれているとは限りませんが、履歴データが利用可能かどうかを確認するために、ClientはAccessLevelAttributeでHistoryRead/Writeの状態を検索します。図はAttributeとPropertyのサブセットのみを示しています。