EMPRESSの主な特長とは?

EMPRESSの組込みデータベースは以下のような特長があります。

 

1.高速データベースエンジン

EMPRESSはインプロセス・タスクエンジンのためアプリケーションと同一のメモリ領域で稼働します。クライアントアンドサーバ型のデータベースとは異なりサーバとの通信が必要ないため構造的にも高速性が保証されます。同時に、EMPRESSは長年のチューンアップノーハウと最新のテクノロジーにより高速の組込みデータベースエンジンを提供が可能です。

2.小さなフットプリント

EMPRESSの組込みデータベースはコンパクトなデータベースエンジンで大量なデータの高速処理機能を提供します。500Kから800Kのフットプリントサイズでもマルチタスク、2相トランザクション、ロック機能断電回復、非断片化構造、Cインターフェース、組込みSQLをサポートします。コンポーネントフレームワークで提供されるため最小のフットプリントで最適な機能を提供することが可能ですので、 EMPRESSの組込みデータベースは制限されたメモリのスペース領域内であっても最適なアルゴリズムを見つけ高速処理が可能です。

3.断電回復機能

組込みシステムに搭載されている組込みデータベースは電源断の発生後、再度電源が入ったとき、データベースをいかに早く復旧するかが大きな課題です。EMPRESSは、トランザクション中に電断になった場合、起動時にトランザクションを解放することが出来ます。また、トランザクションがかかっていない状態で電源断になった場合、データをレコードごとに検証します。EMPRESSの断電回復機能は非常に高速で、13万曲のデータを格納したカラオケデータベースを1秒程度で高速断電回復することが可能です。

4.組込み用トランザクション

組込みデータベースは色々な方法でデータアクセスされます。このため、組込みデバイスのデータの一致性を保証するために、EMPRESSはANSIのスタンダードの2相トランザクションとロック機能をサポートします。トランザクションが確保できない場合もデータベースのセーフポイントを設置させています。ダーティーリード、リードコミット、シリアライゼーション等のアイソレーションレベルを複数のアプリケーションから使用したり、万が一、競合した場合でもアイソレーションレベルを変更することで不具合を解消することができます。ロック機能はグラニューティドをプロファイルで設定が可能です。テーブルロック、レコードロック、ページロックを場面に応じて使い分けすることで可能です。

5.CRUDのリアルタイム性

CRUDとはcreate、read、update、deleteの操作のことです。定時性はデータベースに対してある操作を何回行っても、ほぼ同じ時間で結果が返ってくることを言います。定時性というのはリアルタイムにおいて非常に重要な特性です。EMPRESSはCRUDの定時性を保証します。1秒ごとに5000件のデータのインサートをしても最初のインサートと2年後のインサート時間の誤差は1%以内です。

6.断片化防止処理

組込みデータベースに対する書き込みと削除操作を繰り返し行うと、データベース内の連続データが分割され、データへの読み書き速度が低下します。これを断片化といい、解消するためにデフラグが必要です。デフラグはメモリとディスクが両方が必要です。デフラグ中はシステムの使用はできませんし、デフラグ中、断電が発生した場合ファイルシステムは壊れてしまいます。EMPRESSの組込みデータベースはメンテナンスフリーを実現し断片化が発生しにくい構造を持ちます。

7.マルチプロセス・タスク機能

EMPRESSはANSI準拠の2相トランザクションとロック機能によりインプロセス・タスクエンジンでありながら、マルチユーザにマルチプロセス・タスク機能を提供することが可能です。

8.タイムアウト機能

タイムアウト機能は実行時間が長いクエリがユーザの設定した時間内で終了出来ない場合、中断し、アプリケーションの制御に返す機能です。この機能はアプリケーションに幅広く使用されています。例えば、カーナビや携帯等である検索を行う場合、時間がかかり過ぎ、事前に設定されたタイムアウトの時間を越えた場合に、タイムアウト機能を起動して処理を中断させることが可能になります。タイムアウト機能はプロファイルで設定が可能です。

9.リソース使用量の可予測性

EMPRESSデータベースは設計時に使用するリソースの予測が可能なためシステム設計が正確に行えます。また、プロファイルで最大メモリ使用サイズを制限することも可能です。