ミドルウエア

Empress組込みデータベースは、多くのミドルウエアを持ち、それぞれがデータベースだけでは達成できない特化した機能を付加しております。Empressの最新バージョンV10.20では以下のミドルウエアがオプションとして追加されました。

全文検索システム

全文検索システムは再現率と適合率で測定され、いかに検索漏れが少ないか、かつ検索ノイズが少ないかで評価します。Empressの全文検索は、解析用辞書を使用する形態素解析方式と、使用しないN-gram方式の両方が使用可能なハイブリッドなエンジンです。使用する分野により、形態素解析方式とN-gram方式を比較し、適正な再現率と適合率をチューンアップすることが可能です。全文検索システムはデータベースでは苦手とされる全文検索、中間一致、あるいは後方一致検索で圧倒的な高速パフォーマンスを提供します。検索の高速性だけではなく、表記ゆれ、シソーラス対応によって再現率を向上させ、完全一致、前方一致を優先的に結果表示することで適合率を向上させ、単体の組込みデータベース検索では決して実現できない高速全文検索機能を実現しました。


絞込み検索システム

Empress絞り込み検索機能は、日本語の50音に完全対応し、入力文字に続く次の文字候補値の高速取得を可能とする機能です。また、絞り込み検索機能は入力の省力化を実現する際の重要な機能です。Empress絞り込み検索機能は、インデックスとして実装されますので、検索方式が変更されても、データを入れ換え、インデックスを再構築するだけで変更が可能です。検索結果のカウント数を絞り込むことでより早く、簡単に目的の検索結果に到達できます。

暗号化

Empressは大量の個人情報、個人データを保存する組込みデバイスデータベースを保護するため暗号化機能を、初めて組込みデータベースに実装しました。Empressはカーネル暗号化のため、他社のミドルウェア暗号化方法と比較すると、非常に低いオーバーヘッドで暗号化が可能です。

カーネルデータ暗号化機能

米国商務省標準技術局標準の暗号化方法(AES128, AES192, AES256)

オープンアーキテクチャーによりユーザの暗号ロジックのリンクが可能

圧縮

Empressの圧縮は、暗号化と同様にデータベースエンジンのカーネルに実装し、通常のミドルウェア圧縮方法と比較すると、非常に低いオーバーヘッドで圧縮されたデータの検索が出来ます。例えば、地図データ1300万件、約8GBのテーブルを約3GBまで圧縮し、且つ検索スピードでも1300万件の地図データを1秒で検索することに成功しました。

カーネルデータ圧縮機能

ミドルウェアの圧縮より検索速度超高速

豊富なデータ圧縮オプション(レコード、テーブル、ユーザ定義オプション)

最適なデータサイズとパフォーマンスのバランスのアドバイス

レプリケーション

Empressのレプリケーションは、高性能でありながら簡単に設定出来ます。Empressのレプリケーションは、非同期型のレプリケーションで、マスタはスレーブもしくはレプリカのコミットを待たずに新しいレコードの登録・更新が可能です。Empressのレプリケーションは、テーブル単位で設定出来、異なるOS同志をまたぎます。たとえば、WindowsとLinux、ITRONとWindowsのEmpress同志のレプリケーションが可能です。同じデバイス内で2重化、たとえばCとDドライブ、本体とSDカードなどのレプリケーションも可能で、これはEmpressのレプリケーションだけが持つ特長です。Empressレプリケーションのロジックは、マスタテーブルのソフトウエアタイムスタンプが管理するので、スレーブ・レプリカのデバイスのハードウエア時計が狂っていてもレプリケーションは適切に働きます。データは差分のみ転送され、2つのテーブルの差分を比較するためにテーブル全体のデータを送ることもありません。