何故情報モデルは必要か

情報モデルはIndustie 4.0が目指すスマートファクトリーの中心的な役割を果たします。情報モデルを導入するメリットは下記にまとめられます。

1.情報モデルは工場のデータが構造化できます。
2.情報モデルはデータをモデリング化できます。
3.情報モデルがないとデータのアクセス性能が低下しデータの一致性が保証ができません。
4.情報モデルないとFA機器がPlug and Playができません。
5.メインのFA機器だけでなく周辺機器のデータも取得可能になります。
6.FSM(Finite State Machine=有限状態機械)を実装することで工程の自動化が可能になります。

情報モデルが導入されるとデータが構造化、モデリング化されます。データを大きな構造体のスナップショットとしてとれるのでアクセス性能が向上し、データ一致性が保証されます。データの構造とアクセス方法が標準化されるのでClientはServerのIP Addressを知るだけでPlug and Playで接続できます。FSMが実装されるとServerはJob終了後にEventを発行します。Eventを受信したClientはFSMの推移に従った製造命令をMethodとしてServerにCallしますので、FA機器の遠隔操作や工場内での省人化が図れます。

VDMAの情報モデル取り組み

情報モデルは現在VDMA(機械工学産業協会)を中心として作成されています。ピンクの情報モデルはOPC UA CS Release (Candidate)、ブルーの情報モデルはOPC UA CS under development、白の情報モデルはAwareness existentというステータスを示しています。非常に広範囲での活動が続けられています。(下記の図はVDMAのプレゼンテーションから抜粋)

VDMA_Working_Group

情報モデルの広がり

Companion Specとして一番進んでいるのがプラスチック・ゴム業界のEUROMAPです。EUROMAPは下記のように細分化され、多くの情報モデルが作成され広がることが発表されています。その他の産業分野でも今後多くの情報モデルが発表されることが予想されます。

分野 EUROMAPのバージョン
プラスチック業界全体 EUROMAP 83
プラスチック成型機とMES EUROMAP 77
プラスチック成型機の周辺機器 EUROMAP 82.1(Temperature control devices)
EUROMAP 82.2( Hot runner devices)
EUROMAP 82.3(LSR Dosing System)
取出ロボット EUROMAP 79
押出機とMES EUROMAP 84
ブロー機とMES EUROMAP 85
マテリアルサプライシステム EUROMAP 85